家族信託とは
自分の財産の管理・処分を家族等に託すことです。
ひと言で言うと「財産の管理方法」です。
具体的には、ある目的を達成する為に、自分の財産の管理・処分を信頼できる家族に託す制度です。
高額な報酬は発生しませんので、誰でも気軽に利用できる仕組みです。
信託の起源
信託=「信じて託すること」
信託契約は十字軍の遠征のために使われたのが起源と言われています。
兵士が遠征に行く際、土地を信頼できる人に託して管理をしてもらい、 その利益を兵士の家族に渡してもらう契約です。
兵士は長い間、故郷を留守にしたり、場合によっては死んでしまうかもしれなません。
その際に家族の生活を守ることができます。
これが「信託(契約)」の始まりと言われています。
文字通り、信じて託すわけですから、
「信頼関係」が重要なとなります。
家族信託のイメージ
委託者:財産を預ける人
受託者:財産を預かり、管理・処分する人
受益者:財産の運用・処分での利益を有する人
家族信託の活用例
- 認知症等による資産凍結の防止
- 空き家問題の対策など